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会社を経営するとまた、組織を率いると、人材を育てると言うことが必要となってきます。
しかしながら、これが非常に難しいことです。それはその本人にやる気がないことが多いからです。やる気のない人間をいかにしてやる気を起こさせるか、それがすごく難しく、やりにくいもです。
やる気のない人を切り捨てる事はたやすいことです。でも折角そこまで育てて、それで終わりと言うのも何か寂しいものです。
私も、歳をとったのでしょうか。武田節の中に「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵」とあるように。
武田信玄は、人の力がないといくら城があっても役に立たない。信頼できる「人」の集まりは 強固な「城」に匹敵すると考えていたそうです。
人おいうものは、情をかけると味方になるが、権力で抑えつけれたり不信感を与えると簡単に必ず反発にあい、害意を抱くようになってしまいます。
適材適所で個人の才能を十分に発揮できる集団を作ることが大切で、「その人材こそが城であり石垣であり堀である」と教訓を残しています。
人物をよく見極め、組織を機能させるための役割づくりが大事になってきます。会社の考え方や個人の役割を明確にすると人は動きやすくなります。
役割があると自分の存在価値が高まります。役割意識が自身のモチベーションをも高めて、仕事の効率効果も上がりやすくなります。
信玄公はさらに、「信頼してこそ、人は尽くしてくれるもの」 という言葉も残しています。信玄公は口だけでなく、時に頭を下げて自分から先に「人」を信じようと心がけたそうです。率先垂範ですよね。やる気のない人間に人としてどう生きていくかをわかってもらうのは、私が仙人や聖人のような人にならないとできないように思えてしまいます。
しかしながら、仕事へのモチベーションは、人を信頼して対話することで高まります。家臣の士気も上がったに違いありません。企業にとっての財産は、物ではなく、それらを扱う人で全てが決まってしまいます。
「人材育成」について、ある詩人はこう綴っている。 「人材育成は、どこまでも、地道な労作業の積み重ねである。一人ひとりと直接、会い、語り、励まし、ともに悩みを乗り越えていくなかでしか、人は育たないものだ。だからこそ、人材を育てたぶんだけ、人間としての力を磨いていくことができる」と。
人材育成は、一人ひとりの悩みに寄り添い、励まし、悩みに立ち向かう勇気を引き出す「人間錬磨」といえる。一人ひとりの可能性を信じる励ましこそ、仏法に説かれる「桜梅桃李」(桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李)のままに、個性を輝かせ、使命の舞台で活躍する原動力である。私たちはどこまでも自他共の幸福と成長を願い、日々、共に成長していきたい。と。
また、上杉鷹山公も米沢藩のこれから100年間の計画を立てるには、優秀な人材育成が必要であると考え、そのための学問の場としての「興譲館(こうじょうかん)」を創設しました。ちょっと難しいですが、「興譲」とは、譲を興すことで謙遜(けんそん)の心をもって相手を尊重する道を修業させることです。この学問所では、古来の聖人君子の道徳を学び、高ぶらない謙譲(けんじょう)の美徳を身につけさせ、どんな地位についても恥じない人を作ることを目的とした教育をおこなったそうです。
要はひと大事ですね!